重要なポイントとして掲げている最後の3つ目が「共通の価値観を育む」という点です。共通の価値観を育むことで、ベイスターズとファン、またはファン同志の”共同体感覚”を築くということですね。
ベイスターズとファンにおける共通の価値観とは何か?
それは、『横浜が好き』ということと、『横浜の街を盛り上げたい』ということです。
選手のビジターユニフォームには親会社である”DeNA”のロゴが入ってないんですよ。「YOKOHAMA」だけなんです!これスゴくないですか!?ユニフォームって、広告スペース価値としては一丁目一番地なんです。そこからあえてロゴを外し、「横浜のチーム」であることをファンに示し、横浜を背負って敵地で戦っているわけです。
その横浜で暮らす人たちの中に眠る“横浜愛”を目覚めさせ、横浜愛を共に叫ぶことで、ファンの間に横浜の街や、ベイスターズという球団に対する愛着と帰属意識を深める。まさに、共通の価値観である”横浜愛”を軸に、共同体感覚が醸成されているといっていいでしょう。
これは素晴らしいマーケティングの事例ですね!
「横浜愛」という共通基盤を軸にベイスターズとファン層だけでなく一般層までも結びつけています。
野球だけを盛り上げるのではなくて、横浜(地域も一緒)を盛り上げる。
ファンとファンじゃない人たちも、共通の価値観を軸にみんなで一緒に楽しむ。
うまい取り組みだと思います。
これは横浜DeNAベイスターズファンじゃなくてもハマスタへ行ってみたくなりますね!
ここまで詳しく分析・解説されているととても勉強になりました。
ありがとうございました〜!^ ^
ブランドはつくるものではなく、できあがるもの
作為のあるところに共感はなし