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春宵十話を読む

一日にノートを三ページ平均書いているので二年間に二千ページとなるが、これを二十ページの論文にするのだから、まとめられたものは百分の一である。自然のリズムに合わせればこれくらいの比率でよいのではないだろうか。大自然のやり方は全くぜいたくなもので、非常におびただしい蛙の卵から、わずか一匹の蛙しかできないのだから。また、十考えても、そのうち本当のものである可能性は一つぐらいしかない。その可能性の中で、さらにまた本当のものは十分の一だ。だから百分の一という数値は可能性の可能性だともいえる。可能性の可能性というのは、これは「希望」のことなのだ。

『春宵十話』岡潔 を読んでいますが、心に響く言葉がたくさんありますね。特に印象に残った言葉を引用します。ものごとの本質を伝えようとするときに、たくさん書き出して、俯瞰してみて、本質を選択する。「伝える」ことは「希望」だ…と思ったり。

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