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ロバート・キャパ展

神戸ファッション美術館で開催されているロバート・キャパ展に友人と行った。ロバート・キャパは、戦場カメラマン・報道写真家だ。スペイン内戦、ノルマンディー上陸作戦、パリ解放などを取材、第一次インドシナ戦争の取材中に地雷によって40歳で亡くなった。

ロバート・キャパの写真を、はじめてみた。”スペイン内戦「マラガからの避難民」アルメリア、1937年2月”と題された写真の老婆と少女が特に印象的だった。悲しむ老婆の服をぎゅっと握り、力強い眼でカメラをみている少女。この対比が、なんともいえない。悲しみ、憤り、怒り、恐怖、希望、いろんな感情が混ざっている。僕はしばらくこの写真の前にいた。

展示されている写真をみると、「人との距離が近い」と感じた。これだけ臨場感あふれる写真を映すには、対象の近くで撮影しなくてはいけないと思う。きっと、撮影対象となる人たちと交流(仲良く)していたに違いない。キャパは、人の心に、すっと溶け込むようなキャラクターだったのだろうか。写真からキャパの人間的な魅力を感じる。

展示を見終わったあとは複雑な感情になった。今の時勢とも重なり、今ある出来事のようにみていた。ロバート・キャパ、いままで知らなかったが、これをきっかけにもっと作品や本を見てみたいと思う。教えてくれた友人に感謝。

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