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心の安否を問う

和の人間学ゼミナール。
言志後録の講義で心に留まったものをまとめておきます。

言志後録 第九十八条

心の安否を問う。何のために健康になりたいのか。幸せとは何か。この部分が欠けているから心の安否を問うことができない。

身体が過保護になると、心も過保護になります。心の過保護は医薬では治らない。心の状態が身体にも影響を及ぼすということを見過ごしてきた結果が日本の現状とも言えます。

心の安否や心の錬磨に関わるのは、高い志を持てるかどうか。経営の原則の第一は「社員の心の統一」「志の一致」です。「天下一人にして興り、天下一人にして滅ぶ」会社の前途を憂うる一人によって会社は興り、会社などどうなってもいいという一人の不心得者によって会社は滅びます。

豊かすぎる社会は、自らの心の置き方を反省する人が減少している。人が見ていなくとも襟を正すということが出来ない人が増えてくると、病気で細胞が冒されていくように、会社も国家もやがて内部崩壊につながります。

一切の言い訳をせず、かつての心の置き処に真摯に向き合う人。自らの良心の声に耳を傾けなければ会社も人も道というものを歩むことはできない。

自分の行いに責任をもつ。一切の言い訳はしない。心を整えていくために、まずは行いを改めていこうと思います。志を持ち「今、自分の立場で何をやるべきか」という自覚ある行いの積み重ねが大事ですね。

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