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汚れがなければ人は育たない

昨日は福井歴史に学ぶ人間学、亀山先生の講義だった。今は古事記を学んでいる。内容は曲津神(まがつかみ)と直毘神(なおびのかみ)。イザナギの命が過ちをおかし、禊ぎをする場面。

「汚れがなければ人は育たない」

禊ぎ(みそぎ)は、身を削ぐことだ。修行とは全てを捨てることにある。全てを捨ててみると、皆、神として生き返る。

汚れを通してあるべき姿へ戻そうと気づかせてくれるのが曲津神の役目。あるべき姿に戻すならば、曲津神が即、直毘神となる。

僕は古事記の中で、この場面が一番好きだ。汚れは忌み嫌うものではない。汚れを無くすのではなく、汚れを糧として自分のやるべきことを果たす。この捉え方、考え方が好きだ。

この世は無駄なものは何ひとつない。全ての存在は自覚たらしめるために存在している。「全てを生かす」これが神道の真骨頂なのではないかと思う。

何年経っても、何度聞いても理解、納得は難しい部分。次回もしっかりと学びたい。

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