いつも行っている堺の散髪屋さんの近所に、冷た〜いやきいもと書かれた看板があったので思わず写真を撮っていると…。
「写真撮るならこっちがええで。孫が買って来てくれたんや」と店の奥からおじさんが出てきました。
「あぁ、すみません。写真、撮らせていただいてます。気になったんですが、冷たい焼き芋って何です?」
「冷凍した焼き芋のことやで。すぐには食べられへんけど、この暑さやと、常温で暫く置いとくと食べられるで」
お店のおじさんは、仕事を定年後、昨年の10月から焼き芋屋を始められて、ご自宅の一階でお店をされているようです。
冷たい焼き芋につられて入ったのだけど、気さくなおじさんで、おじさんが小さい頃は、この辺り一帯は工場地帯だったことや白い砂浜があってサラサラしていて野球をして遊んでいたことなど昔の堺の町のことを話してくれました。それから、僕がこの近所の散髪屋さんで散髪していることとか、昔は父の職場がここにあったことなども話しました。
おじさんは趣味で焼き芋を売っておられるようですが、焼き芋を通して近所の人や僕みたいな遠方から来た人と会話を楽しんでいるのかなって思いました。冷たい焼き芋は、ひんやりしていて美味しかったですが、おじさんの話の続きが気になります。また、お店にお邪魔しようっと。
ヒトとのコミュニケーションのきっかけづくり
50円玉を50円で売る意味とは?