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情理と道理の一致 – 菜根譚101条

富貴の家庭に生まれ育った人は、飲食などをやたらに求める欲望は、激しく燃える火のように盛んであり、権力をもって他を支配しようとする心は、燃えさかる炎のようにはげしい。
もし、少しぐらいの冷やかな様子を持ち合わせていないと、その炎は、他の人を焼くに至らないものでなければ、必ず自分自身を焼き尽くしてしまうであろう。

菜根譚前集 101条

情理と道理を一致させる。

貞観政要の中にこのようなエピソードが載っている。狩りを趣味にしていた太宗に魏徴が言う。「朝から晩まで狩りをすることは、国を治めるものとしての姿でない。その時間を、政治に使うべきだ」と。

欲望は方向性を見失うと自分の欲するところを求めてしまう。欲望の炎をうまく燃やすためには道理が必要だ。道理とは物事の筋道のこと。「今、何をしなければならないのか」と自分に問い、道理を整えて、それに従って行動する。こうすると正しく欲望を燃やすことができる。

仏道の修行で、大切な三つのことがある。それは、戒定慧(かいじょうえ)である。戒によって欲を正すと心が定まる。心が定まると智慧が出てくる。智慧とは真実を明らかにすること。つまり、自分役割を果たす姿のこという。

欲望は言い換えると向上心ともいえる。我々にとって必要なもの。大切なことは、道理によって欲をコントロールすること。身を修めるとは、道理に沿った行動をすることである。

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