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敬とは

敬は活き活きと行動中にも発揮すべきものだ。馬に乗って突進することも敬である。弓をひきしぼって敵の甲冑を射抜くことも敬である。必ずしも天にせぐくまり、地にぬき足するようにおそれちぢこまっているのを敬とすべきではない。

言志耋録89条

敬の意味を調べてみると、”上のものに礼を尽くす”とかかれています。通常、神や人、自然に対して、使う言葉のように思いますが、ここでは、馬に乗って突進することも敬。弓をひきしぼって敵の甲冑を射抜くことも敬。といわれています。

敬は、自分に対しては慎む、他人に対してはうやまうこと。この敬は程朱の学においては、最も重んずるものであって、主一無敵(心を一つにして、他に向わしめない)と解釈されている。

言志耋録89条[付記]

付記の中に、主一無敵(心を一つにして、他に向わしめない)とあります。言い換えると、一心不乱。一念無相。一点に集中し雑念のない状態。相手とトコトン向き合う姿。これを敬と言っているのだと思いました。

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